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診療案内

- パニック障害

症状について

パニック障害とは、突然生じる、動悸、呼吸困難、めまい、吐き気、胸痛などの身体症状とともに、激しい不安感、恐怖感に襲われるといった、「パニック発作」を繰り返す疾患です。

さらに、また発作が起きるのではないかという「予期不安」が徐々に強まり、発作が起こった場所などを回避するようになり、電車や雑踏などその場所に応じて、乗物恐怖や外出恐怖などの「広場恐怖」を伴い、日常生活に支障が出てくるようになります。また、パニック発作により不安症状が慢性化していくと、2次的に抑うつ状態を併発することもあります。

原因について

原因については、はっきりと解明されていませんが、近年扁桃体を中心とする恐怖ネットワークの異常な活動を示す研究などもあり、脳の機能の不調という側面もあります。

その一方で、ストレスや過労が発症の誘因となる場合もあるなど、ストレス要因、環境要因、遺伝要因など色々な要因が関係していると考えられます。

パニック発作が出現する前には、不規則な生活、過労、寝不足、過度な飲酒などがきっかけとなる事も多く、そのような場合には原因に応じ、生活リズムの改善やカフェイン、アルコールやタバコの摂取を控えるなどの生活上の注意や、またストレス要因に対しての負担軽減などを行っていく必要があります。

治療について

治療には大きく分けて、薬物療法と精神療法があります。まず、発作の消失を目的として薬物療法を行うことが多く、抗うつ薬や抗不安薬を使うことで、きちんと治療を行えば、多くの場合は発作のコントロールが可能です。

また、パニック障害についての説明や呼吸法、リラクゼーション法などを知ることで、発作に対処しやすくなります。さらに、発作がコントロールできた後も予期不安や広場恐怖が残る場合は、認知行動療法的な治療を併せて行うことが必要となります。

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